9月13日 晴れ
昨日から左官屋さんに現場入りしてもらっています。
近頃は外壁というとサイディングになりつつありますが、やはりモルタルに限らず左官屋さんに仕上げてもらうのが自分は好きです。
耐久性の面でもそうですが、視覚的に左官仕上げの外壁の方が建物に重みが出て落ち着いた印象を受けるのがその一番の理由です。
大工が打ちつけた厚み12ミリの “がら板(木摺り板)” の上に、左官屋さんが黒いフェルトを張ります。
フェルトはアスファルト系の素材で、撥水性に優れています。
その上からワイヤラスと呼ばれる、菱形模様の金属網を張っていきます。
左官屋さんが塗るモルタルは厚みが20ミリもあるので、現在はワイヤラスも平面ではなく、波型に凹凸があり、モルタルの食いつきが良くなるようになっています。
ちなみにモルタルとは、簡単に言うとコンクリートがセメント、砂、砂利と水を混ぜたものであるのに対して、モルタルはその中の砂利を除いたものを指します。(実はその他にもたくさん違いはあるそうなのですが…。)
黒くなった公民館は、どしっとした感じになりました。
明日は、2時から公民館で構造見学会が行なわれます。
ちょっとした資料も用意していますので、ぜひご参加ください。